HDDの自力修理にはリスクが多いって本当?

公開日:2026/02/15

HDDの自己修理

HDDは、データをバックアップできる電子機器でありながら、テレビの録画やゲームをするのにも利用されたりなど、用途が幅広いため、実際にHDDを利用されている方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなHDDを自力修理する際にはリスクが多いのか、そして、自分で修理する方法や故障時の適切な対処などについて、詳しく解説します。

自分でHDDを修理する方法

HDDの寿命は、平均だと3〜4年といわれています。寿命が近づいたり、何らかの原因でHDDが動かなくなってしまった際には、自分で修理しようと考える方もいるかもしれません。そんな方のために、下記では、自分でHDDを修理する方法について、何点か解説します。

ドライバーの再インストール

HDDがパソコンに認識されないケースだと、ドライバーの不調が原因の可能性が考えられるので、ドライバーの再インストールが有効です。その際には、まずWin+Xを押して、デバイスマネージャーを開き、ディスクドライブを展開します。

展開後、当てはまるHDDを右クリックし、デバイスのアンインストールを選び、パソコンを再起動後に、Windowsがドライバーを自動再インストールしてくれます。

しかし、こちらの方法は、ドライバーの不調の際の手段となっているため、HDDに物理的な障害が生じている際には、効果が得られないということを覚えておきましょう。

Windowsの自動修復機能

Windowsは起動して、エラーが確認された場合、自動で修復してくれる機能が存在します。しかし、これらの対応は、ファイルシステムの破損やブートエラーなどに限定されるものとなっているため、物理障害には無効となります。

そのため、繰り返し自動修復が実行される際には、迅速にデータ保護するのが望ましいでしょう。

chkdskコマンドの使用

ファイルシステムのエラーなどを確認や修復するために、Windowsには「chkdsk」コマンドというものが存在しています。しかし、破損しているディスクで、こちらを実行してしまうと、さらなる劣化やデータ消失の可能性が考えられるため、注意が必要です。

HDDを自力で修理する場合のリスク

次に、HDDを自力で修理する場合のリスクについて、解説します。上記で解説したとおり、自分で実施できる対応方法は存在していますが、リスクをきちんと把握しておかずに、対処してしまうと、さらなる破損を招く恐れがあります。

そんなことにならないために、下記で解説するリスクを、ぜひ覚えておきましょう。

データ損失の恐れがある操作

故障しそうなHDDに対して、何度も電源を入れ直したり、chkdskなどで、繰り返し処理を実施してしまうと、ディスク内部の部分が摩耗して、ファイルの一部が破損してしまったり、記録領域が完全に破損する恐れがあります。

このような事態に陥ってしまうと、専門業者でも、修理するのが難しくなってしまう可能性があるため、注意が必要です。

HDDの分解

「HDDの調子が悪いから分解して調べてみよう」という考えで、分解してしまうと、復旧するのが困難になる確率が非常に高くなります。

これは分解した際に、ホコリやチリがプラッタに付着してしまったり、静電気によりHDDの基板がショートするケースが多いからです。そのため、安易な考えで、HDDを分解するのは、やめておきましょう。

パソコン本体にもダメージを与えてしまう

HDDを修理しようとしたときに、電源を入れたままケーブルを抜き差ししてしまうと、ショートしてパソコン自体がダメージを受ける可能性があります。また、不明なソフトを利用して、ウイルスに感染するなどのリスクも考えられるため、修理に不安がある場合は、専門家に相談するのがよいでしょう。

HDD故障時の適切な対処を紹介

HDDが故障した際の適切な対処法もいくつか紹介します。もし、HDDが故障した際に、以下で解説している対処を、ぜひ参考にしてみてください。

まず専門業者に相談

専門業者であれば、クリーンルームや高度な復旧機材を使用して、安全で精度の高い作業を実施して、物理障害や重度の論理障害でも対応してくれます。

少し故障している程度であれば、依頼費用が安く済むケースもあるため、不安な方は、すぐに専門業者に依頼しましょう。

バックアップとデータの復旧を優先する

故障の状態が軽ければ、データ復旧ソフトを利用できる場合があります。しかし、物理障害の際には、ソフトの使用は控えておきましょう。また、万が一の時に備えて、バックアップを取っておくというのも、対策のひとつといえるでしょう。

買い替えや交換を検討する

異音やSMARTエラーなどの物理的異常が発生している際には、新品に買い替えるのが間違いないでしょう。数千円から1万円程度の費用で、スペックの高いHDDが購入できます。

まとめ

今回は、HDDを自分で修理する際の方法やその注意点、そして故障時の適切な対処などについて、解説しました。HDDのような機器は、一度破損してしまうと、自分たちで直すのが難しいものです。また、自分で修理して破損してしまっては、そのショックも計り知れないものとなるはずです。そのため、不安な方や修理する自信のない方は、必ず専門業者に相談・依頼するのがよいでしょう。もし、自分で確実に行える自信がある方は、ぜひ今回紹介した修理する方法や対処を参考にして、修理や対処を実施してみてください。

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