パソコンのデータを自分で復旧する方法!注意点や業者への依頼ついて

公開日:2023/07/15  最終更新日:2023/10/03

自分で復旧する方法

誤ってパソコンのデータを消去した・パソコンを落としてデータが失われたなどのトラブルにより、自分で復旧したいと考える方も少なくないでしょう。誤操作によるデータ消去の場合は、自分で復旧できるケースが多く見られますが、物理的な損傷によるデータ消失は復元が難しいものです。今回は、自分で復旧する方法・注意点について解説します。

パソコンのデータ復旧は自分でできる?

誤ってデータをゴミ箱に入れて削除した・ファイルを上書きしたなどの場合であれば、自分でデータ復旧ができることもあります。

そもそもデータが消える原因は?

そもそもデータはなぜ消えてしまうのでしょうか。多くの原因は誤操作です。

ファイルやフォルダを間違えて消してしまうなどの、自分自身の操作による削除が多く見られます。

そのほかに、パソコンを落としてしまったり水に濡らしたりするなどの物理的な損傷によって、データが消える場合もあります。

また、経年劣化によるメディア損傷も考えられます。

物理的な動作によるデータ損傷の場合、専門知識・技術が求められるので自分で復旧することは難しく、専門業者への依頼が必要です。

一方で誤操作によるデータ削除の復旧は、自分でできる場合があります。

自分でできる簡単なデータ復旧方法

まずはゴミ箱をチェックしましょう。

誤って削除した場合、すぐに消えるのではなくゴミ箱に入っている可能性があります。

ゴミ箱内で見つかれば、元に戻したいファイルなどをクリックして「元に戻す」を選びましょう。そうすることでパソコン内に戻ります。

ただし、削除する際に「完全に消去」した場合やショートカットキーで削除した場合は、復旧ができないため注意が必要です。

また、ファイル履歴機能がオンになっていれば、復旧できる方法もあります。

Windowsのコントロールパネルにあるシステムとセキュリティを選び、ファイル履歴を選択しましょう。次に「個人用ファイルの復元」から、元に戻したい日時からデータを見つけて復元します。

自分でできるパソコンデータ復旧のコツと注意点

HDDは消耗品なため、経年劣化などによりデータが損傷する場合があります。こまめなバックアップが大切です。

バックアップを取るときは、外付けのHDDやUSBメモリなどがおすすめです。

外付けは難しい操作なしで、簡単にバックアップを取ることができます。

自動でバックアップを取れないこともあり、毎回自身でバックアップの作業をしなければいけないと言うデメリットもあります。

また、昨今ではGoogleドライブなどのオンラインストレージ・クラウドサービスの利用も人気を集めています。

Macの場合はTime Machineを活用する

MacにはTime Machineが標準搭載されています。

Time Machineは設定が完了していれば、復旧やバックアップを取ることができます。

そのため、Macでデータを復旧させたいときは、まずTime Machineをチェックするようにしましょう。

設定がまだの方は、Time Machineの設定を済ませておくと、いざというときに役立ちます。次に、復旧する際に注意したいポイントをご紹介します。

パソコンを分解しない

パソコンに知識がある場合、自分で分解して復旧を試みる方もいるでしょう。

しかし、HDDをはじめとした精密機器の分解はNG行動です。

HDDなどの復旧をする際は、専門業者に依頼して対応してもらう必要があります。

むやみに初期化しない

初期化すると、データも消えてしまうため復旧が困難になります。

また、フォーマットも同様の理由から操作するのは控えましょう。

再起動はしないようにする

パソコンを復旧したいときにやりがちな再起動ですが、何度も再起動をするパソコンに大きなダメージを与えてしまいます。

さらに、削除したデータを取り戻すために再起動をするのもNGです。

自分がパソコンを操作していなくても、パソコンの中では何らかの動作が行われている場合があります。

そうしたときに再起動を頻繁に行なってしまうと、本来なら簡単に復元できたこともできなくなり、専門業者に依頼しなければいけない状況になるかもしれません。

パソコンに異常が起きた・データを復旧したいなどの場合は、再起動ではなく電源を切るようにしましょう。

パソコンのデータ復旧を業者に依頼する前に知っておくべきこと

業者に依頼する方法として主に、メーカーや購入店への相談・専門業者へ相談する方法の2種類あります。

メーカーや購入店の場合、パソコンを初期化したりHDDなどを新しいものと交換したりするやり方が行われます。

そのため、故障したパソコンを再び使用することは可能ですが、元々のデータは消える点を頭に入れておきましょう。

パソコンの動作を重視している方はメーカーや購入店への相談で問題ありませんが、データの復旧を優先する方は専門業者への依頼がおすすめです。

専門業者を選ぶコツ

ネットで調べると、データ復旧の専門業者は多くあります。

どの業者を選べばいいか悩みますが、選ぶポイントとして実績・専門知識を有するスタッフの有無などをチェックしましょう。

パソコンのデータ復旧の方法は十人十色です。

必ずしも同じ方法で復旧されるわけではないので、適切な対処法を事前に詳しく説明してもらえる専門業者を選ぶと、安心感があり任せられるでしょう。

まとめ

今回は、パソコンのデータを自分で復旧する方法についてご紹介しました。誤操作のデータ消去の場合は、自分で復旧ができるかもしれません。とはいえ、何度も再起動を繰り返したり初期化したりすると、大切なデータが損傷する場合があります。闇雲に操作することは控えて、一つひとつの動作を落ち着いて実施することが大切です。自分で復旧する自信がない・パソコンが落下した・水に濡れたなどの場合は、高度な技術をもつ実績が豊富な専門業者に依頼することをおすすめします。

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