外付けHDDの故障の原因となるNG行動の例を紹介

公開日:2025/06/15  

HDD 外付け

電子機器は、あらゆることが原因で、突然故障してしまうケースが数多くあります。そのため、故障の要因となるものをよく把握しておくことが重要です。今回は、そんな電子機器の中でも、外付けHDDの故障の原因となるNG行動をいくつか例を挙げながら詳しく解説します。最後まで読んでいただければ幸いです。

パソコンの起動・強制終了を頻繁に行う

まずは、パソコンの起動・強制終了を頻繁に実施することです。NGな理由としては、電源のスイッチが入ると、瞬間的に大きな電流が流れていくことがあります。このような大きな電流を連続で与えてしまうと、HDDに対して多大な負荷がかかります。

そのため、連続で起動・強制終了を実施することは控えるべきです。また、外出する際はスリープモードにしておくのがおすすめです。

直射日光のあたる場所で保管する

外付けHDDを直射日光のあたる場所で保管しておくことも、やめておいたほうがよい行動の1つです。ハードディスクは、熱に弱いことで知られています。外付けHDDは、メーカーによって本体からも熱が発生するものが存在します。それらを直射日光が当たる所に置いてしまうと、物理障害が発生する恐れがあるため注意が必要です。

対策としては、カーテンなどで直射日光を遮断したり、ハードディスクを窓から遠ざけて使用するのが望ましいです。

ドライブを丸ごと暗号化する

Windowsには、ドライブを全て暗号化してくれる機能が存在しています。機能としては非常に便利なのですが、もしトラブルが発生してしまい復旧できなくなってしまうと、パソコン自体が使用できなくなる恐れがあります。

そのため、丸ごと暗号化するのはなるべく避けたほうが賢明です。

スキャンディスク・デフラグをおこなう

スキャンディスク・デフラグを実施するのもNG行動の1つです。スキャンディスクとは、Windowsに搭載されている機能です。ハードディスクを検査して、異常があった際には修復してくれます。

また、デフラグとは「デフラグメンテーション」の略であり、こちらもWindowsの機能の1つです。デフラグには、断片化されているデータを整理してくれることで、アクセスの速度を向上させてくれる働きがあります。

しかし、こちらの処理は連続的に読み書き動作を実施することになるため、ディスクの寿命を縮めてしまう恐れがあるのです。また、ハードディスクが物理障害を起こしてしまっている状態でスキャンディスクやデフラグを実施してしまうと、二度とデータ復元ができなくなる可能性があります。

そのため、スキャンディスク・デフラグの実施は、なるべく避けることがおすすめです。どうしても利用しなければいけない際には、ハードディスクの状態をよくチェックしてから実施するのが望ましいです。

HDD障害の発生しているパソコンの使用もNG

HDD障害が発生しているパソコンでネット接続をしたり、調べ物をすることは避けるべきです。また、障害が発生しているパソコンにデータ復旧ソフトをインストールするのもNGです。

もしインストールすると、ハードディスクが大きなダメージを負うことになるケースがあります。

衝撃や使用環境にも注意!

HDDは、衝撃に弱いです。HDDが稼働時の状態であれば、10cmの高さから落としても壊れてしまう可能性があります。このように、HDDは非常にデリケートな製品であることを頭に入れながら使用しなければいけません。

そして、使用する環境にも注意が必要です。HDDは、熱や湿気も弱点の1つです。そのため、梅雨の時期や暑い夏の時期は壊れやすいといわれています。この時期には室内を冷房で冷やしたり、直射日光があたらない場所にHDDを置いておくということを心がけるべきです。

それ以外にも、ホコリやタバコの煙などもHDDの故障を招きます。そのため、定期的な清掃や、HDD搭載機器の近くで喫煙をしないといった対策も重要です。

データ復旧について

自分でデータ復旧する際には、別の外付けHDDを用意してから作業を始めることが大切です。また、自分でデータ復旧する自信のない人は、データ復旧業者に依頼すればほぼ間違いないです。

ただし、業者によってデータの復旧率は大きく異なるため、まずは口コミを確認することをおすすめします。

まとめ

本記事の内容は、外付けHDDの故障の原因となるNG行動の例をいくつか紹介し、その対策も合わせて解説したものです。近年だと、生成AIなどのデジタル化が大きく発展してきています。そのため、HDDを利用する機会は増えてきています。HDDの平均寿命は、3、4年といわれています。しかし、今回紹介したようなNG行動を実施してしまうと、3、4年を経たずに利用できなくなってしまう恐れがあります。HDDは、TB(テラバイト)などによって、価格が変動していきます。容量が大きいものだと、数万円以上する高価な製品です。そのため、NG行動を実施して、故障してしまうと、家計・お財布にも大きなダメージとなるはずです。そのようなことにならないように、HDDを利用する際はNG行動に気をつけて、正しく利用していくことが大切です。

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